あれから約2ヶ月。

それは、R&Rの春夏スポット展示会の最中でした。
今まで生きてきた中で体験した地震で一番大きな揺れ。
一緒にいた仲間と共に、急いで外に。
電信柱は折れそうな勢いで揺れ、人も立っているのがやっと。
パーキングに駐車中の車も、隣の車と当たりそうな位揺れている。
まず頭をよぎったのは、家に居る妻の事。
それと家、作業場、事務所。大丈夫だろうか。
揺れが起きてからすぐに、携帯に電話をしたら以外にも繋がって
妻と話す事が出来て少しホッとした。
その後インターネットのニュースで震源地M9の事実を知り、心が収まらない。
不安を抱えたままバイクで家路を急ぐ。
とにかく妻、家はどうやら大丈夫のようで一安心。
その際に、TVで信じられない光景を見てしまった。
これは大変な事が起きた。
東北の仲間達は大丈夫なのか?
率直に言うと生きているのか?
時間の経過と共に伝えられる被害状況、原発問題。
情報過多なこの時代、信じてよい情報と信じてはいけない情報を判断する事が難しく、
直接の被災地の方は勿論、遠く(実際は250km程度)離れている東京の自分さえ前を向けない状況。

あれから約2ヶ月
東京在住の自分は、日常を取り戻しつつある。
しかし被害に遭われた方達はまだまだ苦しんでいる。
でも現地の仲間達は立ち上がり、前を向いて歩き出しているのも事実。
頑張ろう!なんて軽々しく言えないけど、気持ちの中では強く思っている。
そんな中、サーフィンを生業としている自分は海での放射能汚染に敏感。
千葉北東部からは、海岸線に瓦礫の山で海に近づくことなさえままならない。
ただ千葉も南に下がると、既にサーフィンを再開している人たちも居るみたいだ。
国や県、市レベルでも海での安全性を数値で表しだしている場所もあり
大丈夫と思っていても、体が動かない。
頭のどこかで、何かが引き止めている感じがする。
仲間たちもサーフィンしてるし、自分も早くサーフィンしたい。
けど、何かがまだだ!と自分の中の何かが言ってる。
あと少しだけ、少しだけ自分は待とう。
今まで、人の何倍もサーフィンしてこられたんだから焦ることも無いし。
早く再び安全で楽しいサーフィンをしたいと思っている。

keep surfing
keep riding
keep smile

enoshi

by roughandrugged | 2011-05-02 10:10 | life style
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